奥能登探訪報告その1

懐かしい人に逢え、二つの目的を叶えただけでなく、また新しい友も出来た。奥能登の旅は、我が人生でも印象に残る1ページになった・・・。
先ずは、現代アーティスト・深澤孝史、人物との再会そして愛娘にちなむ「神話の続き」の話から・・・。
能登空港に到着、タクシーで宿泊するホテルに向かった。深澤君らとお昼を共にする予定だった。まてよ、午前中確かオープニングセレモニーがあるはず、彼も壇上に登るだろうな、と直感、途中、タクシーを降りて会場を覗く。居た居た、能登の海で、何か月も朝鮮半島や中国大陸から流れてくる漂流物を拾い集める作業で、真っ黒く日焼けし、無精ひげを蓄えた、野生の深澤君が居た。
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そして、去年、茨城県北芸術祭で、我が家に寝泊まりしていた時に生まれた札幌の愛娘・環波(かんな)ちゃんも、奥様や、ご家族と一緒に来ていた。
間もなく1歳、去年逢った時は泣かれたが、すっかり大きくなり、愛くるしい笑顔を見せるまで成長したカンナちゃん、深澤さんは、なんと、漂流物の中の、ホワイトのプラスティックのものだけを使って、笹波の海辺に、神社を創っていた。そして、その神社の名前を「環波神社」・・・かんなみじんじゃと名付けていた。私は言った「自分の人生・暮らしと遊離しない芸術表現は、僕は好きだよ」
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深澤作品会場には、次々に、見学者が押し寄せていた。その訳の一つは、初日の新聞、北國新聞1面準トップに、載っていた。そういえば、去年の茨城県北芸術祭でも、新聞掲載率が一番高かった一人でもあった。
波が還る・・・神話の続き・・・摩訶不思議な世界を指し示す現代アートの会場に、舞い降りた天女のような人がいた・・・そして、それは、なんと、全く偶然にも、能登空港から飛び立つ前に、思いがけない邂逅の序曲でもあった・・・(つづく)